家賃支援給付金の申請のポイントは書類の準備の仕方にある
1.「家賃支援給付金」申請完了までの道のり
今日、ようやく家賃支援給付金が振込手続きが完了。
ここまで来るのに以下の過程があった
- 11/03:クライアント先訪問、給付金1回目申請。
- 11/07:事務局から書類不備を指摘。
- 11/08:クライアント先再訪問。給付金修正申請。
- 11/12:事務局から認可。
- 11/16:事務局から振込手続き完了の知らせ。
土日も事務局から動きがあるので、合計13日間かかったことになる。
書類不備があったRTを3日間とすると、10日前後で給付。早い。
2.事務局は機能している
支援当初は、申請が集中し給付が遅れたことが話題になった。
今回のクライアントにも、このニュースを紹介し、「家賃支援給付金の申請はパンクしているので、ちょっと時期をずらしましょう」と進言。間違っていなかったと思う。このお祭り騒ぎに参入していたら、もっとイライラしていたと思う。
今現在は事務局側もリカバリ。スピード感ある事務処理を展開。
少なくとも某補助金よりも早い。
申請の過程ごとにメールが来て、状況がわかりやすいのもポイントだろう。
3.イライラしない秘訣は「腹をくくって様式に従う」こと
今回のクライアントは一度再申請を行っている。
なぜなら物件の賃借契約書を家賃領収書で済ませているから。
昭和末期から三十数年来、変わらぬ形で契約していれば、そうなりがち。
クライアントは「領収書」に何も疑問を抱いていなかったから、無理して補助金専用の様式を書いてもらうことを控えた。なぜなら補助金専用の様式には大家の押印が必要になり手続きの負荷が上がる。また領収書台帳の見開きに、必要要件が書いてあったから。
その内容を「賃借契約書」として申請してみたが、やはりたかが「領収証」だから事務局から赤ペンが入った始末。
正直なところ「ハネられるとしたら賃借契約書だなー」と思っていたし「事務局がハネてくれればクライントに頼みやすい」と考えてもいた。事務局の印籠を持ってクライアントに頼む次策は、見事に日の目を見た。
事務局からの指摘の結果を持ってクライアントに、補助金専用の様式に必要要件を書いてもらって再申請、現在無事認可振込、といった成功を勝ち得た。
最後に1つ。コロナ対策の給付金は、詐欺は当然ハネたいけど、大多数の真面目な事業主には積極的に給付してもらいたい制度設計になっている。今回のクライアントのように口約束程度の賃借契約であっても、救われる道が準備されている。落ちても諦めずに必要書類を準備すれば、給付の道は開けるでしょう。
但し申請は2020/1/15までだから、まだの人は急いだほうが良い。
以上です。