空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

Nomaps2022に参加して(Attend Nomaps2022 seminar)

Nomaps2022のセミナーに参加

今日は札幌のNomapsが開催するセミナーに参加 no-maps.jp 参加者は北海道大学の寳金総長と黒岩教授、サツドラの富山社長、株式会社マドラーの成田代表。 主に今後の北海道の未来に向けた大学、人材のあり方を主に語ったセッションであった。 タイトルに「えぞ財団」入団記念とあるように、北大も法人会員として「えぞ財団」に参加したのだろう。

えぞ財団って

ezozaidan.com こちらが詳しい。

所感

北海道大学を含めて日本の大学は若者人口の減少により、少なからず影響を受けている。 若者人口の低減は先進国では共通の課題であるから、若者の取り合いになっているのは事実であろう。 日本の大学に入る方、日本に来てくれる留学生の方は本当にありがたい。 大学としては、入学してくれた方をその大学の地域で、卒業生が面白いと思ってくれる仕事との繋ぎを行う重要な役割が出てきている。 それが次の世代への評判となる。大学間連携、産学官金連携で突破していくのが近道ではないかと考える。

Attend Nomaps2022 seminar

Attending a seminar held by Nomaps in Sapporo today. no-maps.jp Participants were Hokkaido University President Hohokane and Professor Kuroiwa, President Tomiyama of Satsudra, and Representative Narita of Madura Co. The session was mainly about universities and human resources for the future of Hokkaido. As the title of the session commemorates the entrance into the "Ezo Zaidan" Hokkaido University must have joined the "Ezo Zaidan" as a corporate member.

What is the Ezo Zaidan?

ezozaidan.com For more information, please visit here.

My impression

Japanese universities, including Hokkaido University, have been affected in no small way by the decline in the youth population. Since the reduction of the youth population is a common issue in developed countries, it is probably true that we are competing for young people. We really appreciate those who enter Japanese universities and foreign students who come to Japan. As a university, we are now playing an important role in connecting those who enter with jobs in that university's region that graduates find so interesting This will become a reputation for the next generation. We believe that a shortcut to break through is through inter-university cooperation and industry-academia-government-finance collaboration.

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診断士の営業は顔を売ること

孵化していない初年度

中小企業診断士を目指している方には大変恐縮だが、診断士のバッチをスーツにつけていたところで、コネも実績も実力もない状況で仕事を振ってくれる人はいない。 我々が扱うのは会社の経営に直結するものが多い。受験勉強でさんざん勉強したじゃない。 私はその状態を「孵化前の卵」だと思っている。孵化の為に殻の中で力を溜め込む。1年目なんてこんなもんだと思う。 f:id:yoshidaagri:20210926141420p:plain もともとコンサルやっている方は別。鶏が受験しているようなもんだから活躍していて当たり前。

孵化した2年目

2年目は「孵化したばかりのヒヨコ」だと思っている。殻から顔をのぞかせた状態。 この状態でも仕事を振ってくれる人はいない。

この辺から座学の限界を覚えて、実践を積みたい欲望が出てくるのだが、知名度ゼロなので如何せん仕事がない。 f:id:yoshidaagri:20210926141634p:plain 私は、この辺でぐっと我慢して、ひたすら顔を売る活動に終始するのがいいと考える。 まずは同業、異業種の方々に「覚えてもらう」ことをしなければダメだろう。「あの人IT得意そうだから相談するか」のあの人になるべきだ。 私はエンドユーザ(つまり中小企業)への営業なんて「労多くして功少なし」と思ってやらなかった。 同業、異業種共に名を売る活動をすることの方が大事だろう。

また企業内診断士の方は、この辺で焦燥感を覚えてくるころではないか。 せっかく苦労して資格取ったけど、2年経っても何も変わらないじゃないって。 これは答えは簡単、あなたの努力が足りないのか、あなたの努力に会社が追い付いていないか、のどちらかだと思って、前者ならPDCAサイクルを回し改善、後者なら我慢強く続けよう。

頭と尾に殻付きの3年目

運次第だが、この辺できっかけを掴める出会いがある。 カネにならない活動を地道に継続し(これ大事)、諸所いろいろな方面に顔が売れると、思いもよらない引き合いが待っている。 f:id:yoshidaagri:20210926141844p:plain

あとはヒヨコよろしく鶏についていけばよい。実績積めるし、金額以上に成果を出せば評価も上がる。

ここで1つポイントがある。 中小企業診断士って独占業務が無いと嘆いている方も多いが、少し調べてみれば民間コンサルと比べて優遇されていることが分かるだろう。 例えば...中小企業診断士は、クライアントの費用負担ゼロ、行政から日当をもらって経営相談に乗ることができる。

これはクライアントから見ればどう見えるか。費用負担がない以上、期待値は下がる。ダメ元ってやつだ。 一報、最初から手付金を取ったらどうなるか、クライアントに5万円請求。じゃあ5万円以上得をする提案しないと、と構えられてしまう。 ここに、殻付きヒヨコであっても金額以上に成果を出すトリックがある。

以上。

アイディアソンとハッカソンについて

アイディアソン

テーマに沿って、アイディアをチーム対抗で出し合い、その出来栄えを競うもの、と認識している。 ja.wikipedia.org 今の日本だとSociety5.0とか、よくテーマとして使われる(使いやすい)。こちらは発想、提案、調査辺りが必要スキル。 社会に対して常に、トレンドに沿った問題意識を持っていると、その問題意識が活きたりするのが面白い

ハッカソン

テーマとアイディアが決まった後、そのハッカソンごとのレギュレーションに従いつつ、短期間でサービスを作ること、と認識している。 ja.wikipedia.org 短期開発が求めれられるので、ものづくりの技術と馬力が必要スキル。 社会に対して問題意識を持つことは必須ではない。レギュレーションに「経験したことのない新しい技術へのチャレンジ」みたいなものもあるから、向上心が無いと厳しかったりする。 枯れた技術は、たいていお呼びではない。

アイディアソン+ハッカソンはチーム構成が重要

つまりIT系スタートアップには、このアイディアソンとハッカソン両方戦えるチームが無ければ始まらない。 といってもアイディアソンとハッカソンは、求められる素養が全く異なる。 ガチのプログラマーで揃えても、浅い問題意識の延長線上の成果物しかできない。 アイディアマンだけ準備しても、時間内にシステムが組めない。 ではアイディアマン+プログラマーはどうか、バランスが良くもない。ここに両社の調整をするコーディネーターが必要となる。 このコーディネーター、別にスキルは必須ではなくて、誰からも憎まれないマスコットみたいなキャラクターでも十分通用する。 新人、みたいなポジションの人が1名いるだけでアイディアマンとプログラマーの衝突を緩和するし。 このコーディネーター的な役回りって、これからさらに重要になると思う。

事業再構築補助金について

既に事業構想を練ってきた事業主にはチャンス

これに尽きる。 既に両手にあふれる程の問い合わせを有難く頂戴し、とても有り難いので無料で相談に乗らせていただいており、いろいろなお話をお伺いする。

あくまで事業再構築補助金の採択に向けて、という観点だけでしか私は語れないのだが、コロナ前から色々考えていた事業者さんはチャンスである。これだけは正しい。

コロナ前から事業を練ってきている事業者は、コロナ後の事業イメージ解像度が高い。コロナを乗り切った先の世界を強く意識しているし、なるほど!と思えるアイディアが多い。

コロナ後から事業を練ってきている事業者は「コロナ禍を何とかしないと」の視点になり、これアフターコロナでどうなるのかな~と少々先々が心配になる。

仕方ないんだけどね、苦しいんだから。その苦しみを少しでも共有したく、私は手付金なし、成功報酬でこの補助金に取り組む。

私は凡才だからアフターコロナの世界は見えない。事業主の思いを15ページに詰め込む。それでよい。

事業再構築補助金追い込みとハッカソン事務局

明日の事業再構築補助金の申請に向けて

支援先の社長と最終チェック。 補助経費って「凡そ何百万」って決まっているけど、細かく経費申請するのがこの補助金のお約束。

建築費と設備費は見積があるから決まるけど、その他の「資産として残らない経費」は使うかもしれない上限まで申請するのも補助金のお約束。

昨日の夜から喧々諤々、補助上限まで攻めたい社長と、臆病だから少し上限から余裕を見て下回って申請したい小職の対立軸。この辺もお約束。

約束事が多すぎてスッと申請完了までいかず、トラップもあるから申請一つとっても危なっかしい。

これから4次申請に向けて3社の支援をするとなると気が重い。早く動いてと言っても動いてくれる人たちじゃないからね。

ハッカソン事務局

補助金の最終チェックの最中、「QuickSight管理者権限のみのIAM作ってくれ」とハッカソン参加メンバーからslackメンション。

コンサルの頭から、エンジニアの頭に急展開するのは超骨が折れる。権限特定型のIAMを発行するのは事務局としての最低スキル。

困ったときのクラスメソッドさんのブログを見ながら対応、うまくいったかな。 dev.classmethod.jp

補助金申請しながらAWSやGCPのコンソール睨みつける変人は、日本の中でも少数派でしょう。 今日は以上。