空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

アイディアソンとハッカソンについて

アイディアソン

テーマに沿って、アイディアをチーム対抗で出し合い、その出来栄えを競うもの、と認識している。 ja.wikipedia.org 今の日本だとSociety5.0とか、よくテーマとして使われる(使いやすい)。こちらは発想、提案、調査辺りが必要スキル。 社会に対して常に、トレンドに沿った問題意識を持っていると、その問題意識が活きたりするのが面白い

ハッカソン

テーマとアイディアが決まった後、そのハッカソンごとのレギュレーションに従いつつ、短期間でサービスを作ること、と認識している。 ja.wikipedia.org 短期開発が求めれられるので、ものづくりの技術と馬力が必要スキル。 社会に対して問題意識を持つことは必須ではない。レギュレーションに「経験したことのない新しい技術へのチャレンジ」みたいなものもあるから、向上心が無いと厳しかったりする。 枯れた技術は、たいていお呼びではない。

アイディアソン+ハッカソンはチーム構成が重要

つまりIT系スタートアップには、このアイディアソンとハッカソン両方戦えるチームが無ければ始まらない。 といってもアイディアソンとハッカソンは、求められる素養が全く異なる。 ガチのプログラマーで揃えても、浅い問題意識の延長線上の成果物しかできない。 アイディアマンだけ準備しても、時間内にシステムが組めない。 ではアイディアマン+プログラマーはどうか、バランスが良くもない。ここに両社の調整をするコーディネーターが必要となる。 このコーディネーター、別にスキルは必須ではなくて、誰からも憎まれないマスコットみたいなキャラクターでも十分通用する。 新人、みたいなポジションの人が1名いるだけでアイディアマンとプログラマーの衝突を緩和するし。 このコーディネーター的な役回りって、これからさらに重要になると思う。