空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

受験生に送る応援メッセージ

応援メッセージの前に中小企業活動を振り返る

診断士1次試験が8月21日、22日と迫ってきました。 受験生の方は過去問の周回に忙しい日々を送っていると思われます。お疲れ様です。

さてさて、SIer勤務SEである私が診断士になって4年目になります。その道のりを簡単に紹介しようと思います。こんな診断士もいる、位に

1.合格初年度(2018年)

・実務補習5日間コースを選択。

・診断士合格支援団体 ブログ執筆。

・NPO法人(日本ファシリテーション協会)に入会。

・社内診断士の会に加入。

総括:

診断士登録に必要なポイント全てを実務補修で取得したくない謎の意地を張り、診断士として登録しない1年で終了。 システム屋特有の「トークの弱さ」を克服するためにファシリテーションを学ぶ。これは正解。今も活動中だが、合意形成のスキルは診断士活動で大いに役に立っている。

2.合格2年目(2019年)

・大学時代にアルバイトしていた企業のシステム戦略を手伝い、実務ポイント獲得

・診断士登録

・中小企業診断士シンポジウム実行委員

・診断協会に会員登録。

総括:

1年遅れて診断士登録。診断協会にも会員登録。色々な勉強会に参加してみる。迷走した1年。

3.合格3年目(2020年)

・補助金サポート

・専門家派遣

・大学講師

総括:

世の中はコロナの混乱真っ只中。不幸な1年。その中で持続化補助金、家賃支援給付金についてスマホもパソコンも持っていない地元の高齢経営者の申請サポートを担う。また、縁あって専門家派遣で小規模事業者持続化補助金の申請支援に携わる。

強みも活化し始めた1年。補助金申請企業から、システム化の話を頂き、少しずつお仕事を頂き経験を積む。また、ファシリテーションの知識+ITで、短期集中講座ながら大学講師を勤める。

4.合格4年目(2021年)

・他士業との連携。

・社内へのノウハウ還流

・補助金申請支援

・大学講師

・専門家派遣

総括:

社会保険労務士の先生と知り合う機会に恵まれ、補助金がらみで困っているクライアントの紹介を頂く。本当にありがたい出会い。

事業再構築補助金の事業計画書作成に携わる。ノウハウはそのまま社内に還流、営業活動支援にも従事。

受験生にメッセージ

士業は基本、事業者の困りごとを支援する立ち位置と考えるます。現在のように混沌とした世の中において特に求められているのは間違いない。

士業の中で診断士は「補助金は何でも知ってるんでしょ?」と思われている。ここ数年の経験から間違いない部分。診断士以外の経営コンサルタントとの差別ポイントは、経産省の施策傾向・補助金知識の絶え間ないアップデート。

補助金や行政の施策等の知識を持って、現在の流れをクライアントに説明、その上で自身が今までの人生で培ってきた強みを活かして事業者を支援する。またその経験を活かして本業に還流、本業へのシナジー効果を生むべく社内活動を行う。これが今私が考えているパラレルキャリアの中小企業診断士の生き方。

以上です。皆さんの合格を心待ちにしています。