空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

とある中小企業診断士の1年目の歩き方

このブログは2019年、中小企業診断士に合格した1,091名の方へ送るもの、なんて大層なものではなく、ただの私の活動メモです。

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1月:DEMOLAプロジェクトに参加

DEMOLAはフィンランドのDEMOLA GLOBALが提供する産学連携プログラム。

企業の課題に学生が参加しアイディアを出すことで柔軟な発想からイノベーションを期待する企画。特徴は企業がアイディアを買い取ると学生にも報酬の還流があったり単位を認められたりすること。いい事が多い活動。

社内の準備段階の議論に参加。診断士として学んだ企業経営理論があって良かったと思うシーンが度々。若手の社員やDEMOLAコーディネーターとの交流は良い財産。

2月:宿泊業テストマッチングに参加

縁があって宿泊業を勉強出来る機会を得て、温泉街へ宿泊業の見学に向かう。宿泊業特有の「ランチ業務終わったら自宅で3時間休憩してディナーに備えてね」等の変則シフトで人不足が急激に進んでいる点、ホテルは1日に売れる在庫が決まっているので値付けが重要だが、勘に頼っている点が問題点として目立っていた。こちらは、老朽化した施設の修繕費に経営が圧迫されている状況で、システムに投資できる宿泊業は限られていて、旧来のSierの仕事の仕方では助けることが出来ないことまでは認識出来た。業界王手グループでもシステム1人で作りました、みたいな記事もよく目にする。

www.sbbit.jp

結論としては外部のSierがピーピー言うのではなく、内部のSI経験者が実態を元に社内を変革するタイプのほうが向いているということである。

3月:タキプロブログ終了

1年間書き続けてきたタキプロブログの担当分が終了。隔週だから26回書いた。

www.takipro.com

4月と5月:診断士登録完了

同期から1年遅れてようやく診断士登録完了。登録要件を満たすのに苦労していた為です。回り道したが、自分で診断先を発掘した経験は最短登録コースや、大学校組には獲れない貴重な経験を得たと考えている。

6月:協会入会後、直ぐにシンポジウム実行委員会に参加

同期の診断士が頑張っている噂を聞きつけ、実行委員長に即問い合わせ、即入会。

広報系の仕事、チラシ作りとパンフ作りに従事する。

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7月:タキプロにOB参加

・6月から7月は一番スタッフが少なくなる時期。そこに助っ人参加。

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タキプロは毎年代替わりするスタッフの情熱によって支えられている活動だな~と改めて認識。

9月:シンポジウムとファシリテーション

・シンポジウム実行委員会として当日のスタッフとして従事。  

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PC担当と撮影担当だったので、スタッフの中では一番壇上に近い位置で仕事をしていた。セコマの丸谷社長の講演は今でも語り草。

ファシリテーション周りの活動

www.city.sapporo.jp

オリンピック&パラリンピック関連。 様々な背景を持つ市民、高校生から車椅子の方までダイバーシティを存分に実感しながら、その方々の議論の行方をファシリテートするのは半端なスキルやパッションでは無理だと悟る。良い勉強になった。ファシリテーターとしては下の下の実力しかないから、それでもその下の下の力を奮ってなんとか場づくりが出来たと、少し自分を評価している。

10月:マラソン完走と昔の縁を大事にした月

・子供とマラソンに出走。2kmだけど非常に走り応えのあるコース。子供との思い出は大事に。また学生時代にアルバイトで一緒だったおばさんが退職するとの噂を聞きつけ、最終日に花を届けに行く。70歳まで老骨に鞭打って働く姿は現役世代の先鞭を打つ良い事例。老齢でも少しでも働ける場を提供していくのがこれからの社会の課題の1つ。

satumara.shsf.jp

農業の専門家派遣事業の専門家登録を行う。まだ活動は出来ていないけど、この時点で日本政策金融公庫の農業経営アドバイザーの存在を知る。

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11月:フェア・トレードの勉強

協会のSDGs研修会で発表する為にフェア・トレードタウンを勉強。フェア・トレードタウンの発祥はたった4000人の小さなイギリスの町。ガースタン。

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大学の時に参加していたまちづくりボランティアの代表、現まちづくり会社の社長に15年ぶりにセミナーで再会。

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中小企業診断士になって再会するとは嬉しい」と社長の談。 感慨深かった。

総括:診断士1年めに必要な3要素

・積極的な姿勢 

食わず嫌いをしない。興味のないことにもチャレンジする。私に出来るかなんて考えている暇はなく、とりあえず手を挙げる事が重要。手を挙げてから考えれば良い。躊躇している時にライバルが迫ってくる。

・謙虚な姿勢

診断士を取ると、直ぐにBusinessに結びつけたい姿勢が全面に出過ぎている方に、たまに会う。当たり前だが悪い姿勢である。人となりも知らず、信頼できるか分からないのに仕事は任せられる訳ないだろ、と思う。逆に普段のボランティア活動における地味な作業においても、見ている人は見ている。この辺を思い知った1年。

・継続力

素晴らしい活動を行っても、リーチするのにも時間がかかる。一度思った活動は1年位は改善しながら継続してみるべきと考える。

 

以上です。

 

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