Zoom勉強会主催で見える景色(良いところ)
先週の土曜日Zoom勉強会主催を行いました。非常に刺激的でした。
そして主催者を経験する事で見えてきた景色があります。
参加者では見えなかった景色です。少しまとめたいと思います。
1.場所の制約からの開放
メリットで一番に上げられるのは場所の制約からの開放。
都会にいる人は気づきにくいのですが、私のいる北海道は札幌で勉強会を行うと、遠くは釧路から勉強会に参加する為に泊りがけで大移動してくる熱心な方もいらっしゃいます。
釧路ってどこだと思いますか?
移動に使う時間コストは釧路から札幌まで4時間弱です。東京-新函館間と同等の時間を要します。
金銭的コストはJR特急券往復2万程。泊まったら3万の出費...痛すぎ。
今回Zoom勉強会のアンケートで「旅費助かるー」と遠方の方が心から喜んでいました。数百円で会場まで移動出来る都市圏の方に理解できない感覚です。
高額の交通費とがかからないとは究極の節約です。
また長時間の移動時間がかからない事は、究極の効率化です。
今までなら「交通費高いから、幕の内弁当辞めて菓子パンにしよう...」みたいな節約の方法は一切不要。思う存分地元で美味しいごはんを食べて、地元にお金を落としてあげることです。
「朝4時起きで来ましたー」みたいな話もZoom会議で無くなりました。どうぞいつもどおりお休みください。そのほうがこのコロナウイルス禍の中、良い自衛策になります。
都会の人たちはこの辺理解しつつ、地方の人たちの辛苦を心から理解していたのか。
主催者側に周り、その効果を目の当たりにして、自問自答しているところです。
2.家庭環境の制約からの開放
Zoomでの勉強会は、地方のマイノリティだけを救う手段とは限りません。都会のマイノリティの救済にもつながります。
主催した勉強会に、育児中の方が参加されていました。中々リアル勉強会には参加出来ないタイプの方です。
そんな方も育児の合間に隙間時間を作って勉強会参加が可能になります。子供寝かした後なら、別室でZoomから仲間たちと自宅から合うことが出来ます。
もう1名。母子でZoom参加できる「絵本の読み合わせ」イベントを開いている方がいらっしゃいました。webで数十回程既に開催しているとのことです。70回以上と伺っているから凄い話です。
このコロナウイルス禍で図書館が閉まっている中、育児サポートという意味では有効な手段だと思います。
3.地方と都会がシームレスに繋がる
地方のマイノリティは今まで3大都市圏のイベントに参加出来ず、悔しい思いをしつつ、地方で同じことをやろうとしてもヒトモノの制約から断念していた苦い経験があるのではないでしょうか。
今回のコロナウイルス禍は、地方のマイノリティにはピンチをチャンスに代える機会です。
都会のイベントの参加制約はコロナ禍前後で特に変わっておりません。参加場所がバーチャルになっただけです。その途端、地方のマイノリティにとっては、参加制約が緩和されているように映ります。
地方の方が積極的に学びの機会を得れるということは、地方と都会の差が埋まりつつあることも意味します。
このチャンスを逃す事はありません。積極的に地方と都会の融合を図り、より良いアイディア、より良い議論を展開するチャンスでしょう。 このコロナウイルス禍の世界での生きにくさを共有するのもよし、コロナが沈静化され、アフターコロナの世界を論じることもよいでしょう。
以上です。
明日はZoom勉強会主催で見えた「辛いところ」をまとめます。