Web会議ツールのパケット使用量調査
1.パケ死寸前の皆様こんにちは
リモートワークが急激に流行り、問題となっているのはパケット消費量。
アナタがプライベートで使っているNetflixのパケット消費は何も心配しませんが、ビジネスで使うWeb会議ツールのパケット消費はモバイルルータや会社支給スマホのパケ死等、色々問題が出てきています。
そこで今回は私がビジネスで使っている4つのweb会議ツールについて、パケット消費量を調べてみました。
2.条件
2-1.会議は4名の参加
会議室の人数によってトラフィックに変更があってもこまりますので、テストの時は参加人数4名と決めました。
2-2.画面共有あり
Web会議で資料共有は絶対。例えば進捗会議はSlackやTrelloをベースに行いますが、リーダーが画面共有して皆の意識を統一させます。このアクションは統一します。
2-3.Web会議の画面は最大化する
噂レベルですが、画面を最小化するとトラフィックが小さくなり、最大化するとトラフィックが増加するとの話があります。先述のデスクトップ共有の都合から最大化で統一して測定します。
3.測定結果(1時間のミーティング)
Microsoft Teams 約400Mbyte
今回測定したツールの中では群を抜いてパケット消費が多かったのがTeams。
仲間の報告だと「800Mbyteも消費してパケ死寸前だよー」という声も聞こえましたが、何かバックグラウンドで他のアプリが消費していたんじゃないかなと懐疑的です。
音声は一番良い感じがします。息遣いまで聞こえて怖いくらい。
Zoom 200Mbyte
Zoomはパケット消費量はそれほどでもないです。ポピュラーになりすぎて最近多少動作がもたつく感があります。音声は、少々悪い。曇って聞こえるし、同時に話すと声が重なって何言っているか分からない感が強いのはデメリット。
Facebook Messenger 240Mbyte
Facebook Messenger Roomsはまだ日本でローンチしていないので、Messengerで測定。大体240Mbyte程を消費していました。
音声はWherebyやZoomより良いので多少トラフィックを多めに消費している感があります。
Skype for business 150Mbyte
来年サービス停止を予定しているSkypeは、この中では一番トラフィックを食わないサービスとなりました。画像荒いもんね...
音声は良くもなく悪くもなく。Zoomよりも良い感じ。
4.考察
正直な所、コロナ禍によるリモートワーク普及と、巣ごもり消費に伴って世界中トラフィック増加が起きており、かつインターネットインフラがついていっていない感じがあり、大手Webサービスが品質制限を余儀なくされています。
私達もインフラにプレッシャーを少なくする"サスティナブルなWeb会議"を目指す事が大事になるのではないでしょうか。
3つポイントがあります。
1.カメラは必要時のみONにする
普段からオンサイトの作業で勝手知ったるチームメンバーの顔を、態々オンラインで見る必要もないでしょう。普段はOFF。
2.画面を最大化しない
どうも画面の最大化がWeb会議のトラフィックを増大させている一つの原因かも知れませんので、是非試してみてください。私も試してみようと思います。
3.カメラOFF時の画像を設定する
Zoomだとマイプロフィールの画像が、カメラOFF時に映るようになっています。
予め設定しておけば、画像で誰が喋っているか、Web会議の参加者は理解できます。
この方法でトラフィックを節約するのも良いかも知れません。
注意
上記調査は完全にWeb会議ツールのみのトラフィックではありません。参考程度と捉えてください。
以上です。