"鬼滅の刃"と"徳川幕府"はキャズム理論で説明できる
1.また鬼滅の刃の単行本が品薄な日本列島
今日、近所の大きな本屋で鬼滅の刃の漫画単行本がまたもや品薄。
コロナ禍が日本を襲った今年初めにも見られたこの品薄。
この現象は、キャズム理論で説明できる!と思い散文を書いた次第。
2."鬼滅の刃の流行"でわかりやすいキャズム理論
1.イノベーター(もはや神の領域)
この層は単行本を買った層の中でも超絶エリート。
10人に8人は週刊少年ジャンプの愛読者層。
鬼滅がジャンプ連載初期から鬼滅の刃の将来性を見出す能力は人外レベル。
「鬼滅面白いじゃね?」と早々に気づいた猛者中の猛者。
2.アーリーアダプター(眼力凄すぎ層)
この層は比較的初期、アニメ化前の11巻までに鬼滅に注目した比較的エリート層と言える。
この時点ではまだ、単行本が250万部。
3.アーリーマジョリティー(アニメから入った層)
アニメ化されて鬼滅の人気が不動になった初期に食いついた、ちょっとアニメにアンテナ張ってます層。
鬼滅の人気はアニメの完成度の高さが重要なファクター。
なお私の家内もこの層。
4.レイトマジョリティー(映画から入った層)
今年の夏あたりから、鬼滅の映画が話題になったあたりに参入してきた一般層。
最後の層だけど全体の34.0%のユーザーボリュームがある。
今日の鬼滅単行本の品薄感はここで証明できている。
5.ラガード(絶対見ない層)
僕絶対に鬼滅なんて読みません層。漫画興味無かったり、漫画読む暇な無い忙しい方だったり、天の邪鬼だったり、他の漫画のほうが面白いんだと虚勢はる層だったり。
まとめ
アニメの成功がキャズム(深い溝)を超えられるかの運命の分かれ道とは、なかなか興味深いですね...
3."徳川幕府への服従時期"でわかりやすいキャズム理論
キャズム理論は徳川幕府への大名の服従時期でも当てはまる。
1.イノベーター(土豪時代)
これは安城譜代。もはや権現様の曽祖父である松平信忠公からの家臣。もはや当初は豪農と区別ないレベルじゃないかと。
海老すくいダンスも重要教養の1つ。
酒井家、大久保家、本多家あたり。家康公の三河時代から侍大将になる旗頭の家柄。
2.アーリーアダプター(三河統一まで)
俗に言う三河岡崎譜代。清康公あたりからの家臣。東三河へ勢力を広げていく時に服従した家臣群。
榊原家、鳥居家、水野家、内藤家あたり。こちらも戦国時代の重要局面でしばしば登場。
井伊家はどっちなのでしょうかね...
3.アーリーマジョリティー(東海一の弓取りになるまで)
三遠駿から甲斐、信濃あたりを領土とするまでに服従した家臣群。
奥平家、土屋家、小笠原家、当初は武田家寄りの家も。異なる系統では柳生家もこの類。
少大名が多いのは、敵に回っていたからかな...
4.レイトマジョリティー(幕府成立)
関ヶ原前後から服従した家臣。家臣というか、織田豊臣政権では同僚だった大大名家が多い。
関ヶ原では西軍に回っていて、最後に服従した薩長2藩もこの類。
黒田家、細川家、前田家、島津家、毛利家、伊達家とビッグな大名揃い。
5.ラガード(西軍)
今生では徳川家に従わなかった家。石田家、宇喜多家、大谷家あたり。
イノベーターとラガードは気骨のある士だらけで頭が下がります...
真似できないからね。
まとめ
親藩・譜代大名・外様大名ってなんのこと? − 日本史用語集 上記サイトによると、キャズム理論は結構いい線言っているといえるだろう。 * 親藩(御三家を含む) 12家
譜代 113家
外様 100家
来年中小企業診断士を受験される方は、こんな覚え方いかがでしょうか