なぜ札幌の「赤い自転車」は観光地にポータルが無いのか
札幌も2019年度から完全に「赤い自転車」に刷新。
- アプリも東京のと同じものになりました。便利便利。
- しかも東京は30分150円が、札幌では60分150円と大盤振る舞い。24時間使用可能でない部分は残念。
- 観光客や出張者のちょっとした移動にも便利になり、更に活用が見込まれます。
なぜ「赤い自転車」
- 赤い自転車は見ての通り電動自転車です。
- 坂道を超えるのに超便利なのですが、札幌の赤い自転車ポータルは平地部にしかありません。
- これが今日の疑問。
東京は(特に湾岸地域)「急坂」の街
- 筆者は東京湾岸地域で通勤に赤い自転車を使っていました。
- そんな私が考える東京のコミュニティサイクルが電動自転車である理由は「橋」があるから。
- 太鼓橋、陸橋等々。首都高や電車道も入り組んで橋の背が高い!
- 自転車は目的地まで「急坂」を沢山超える必要がある。だから電動自転車の存在意義があると考えます。
- 例えば豊洲から新富町に抜ける際に通る佃大橋、朝潮大橋。電動ないと汗が止まりません。
札幌は「平らな」街
- 札幌中心街には橋が殆ど無い。あっても小川を超える為の平橋。
- 明治初期に都市計画して平野に作った街なので、中々の平っぷり。
例えば代表的観光地の1つ、さっぽろテレビ塔
- 驚くなかれ目的地まで1ミリも高低差がないのに、なぜ電動をつけたのでしょうか。ほんと不要。
- 電動自転車は車重が重たく、速度維持にかかるエネルギーが意外とかかるから意外と負担がバカにならない。
- 円山動物園、大倉山ジャンプ競技場、北海道神宮など、中心地から「坂」を超えないと到達出来ない場所にもポータルがあるなら理解できる。しかし無い。
- 私が家から湯島天神行くとき、湯島3丁目のポータルに停車。子供の就学前のお守りを買いに行ったりした。便利この上ない。関係機関の皆様見てますかー。こういうことですよ。
おそらくシステム統合の為
- 先述のようにアプリが統合、つまりシステムが統合されたため、自転車も管理の都合上「赤い自転車」になった、のでは?
- 事実去年まで札幌南1西4にあったポロクルセンターは閉鎖。サポートはコミュニティサイクルと統合されました。
- 事業者の都合ありき、統合ありきで電動自転車のメリット、つまり利用者の便益向上策は打ち出せていないのはいかにもといった感じです。
私が考える将来像
- 前述の観光地にポータルを追加すると面白い。藻岩山や旭山公園にポータルができれば尚良い。
- 夜景が綺麗な藻岩山と旭山公園も電動自転車のサポートがあれば、札幌中心地から余裕で60分圏内。
- もう1つ。赤い自転車をアプリから予約するときに「残電池%」を表示できるようにしてください。残0%の予約させられるのありえないですから。