空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

生鮮JANコードという考え方について


ヨシダです。
昨日ビックサイトで開催されていた「まちづくり・流通ルネッサンス」の
リテールテックジャパンという展覧会に出ていた際の話です。


例として150g詰めのピーマンの話が出ていましたが、
その袋についているバーコド(JANコード)は、
産地、出荷者によってバラバラでありその数50種類以上、
全国に展開する小売店は50回もピーマンのバーコードを登録!
これは手間ですね。ピーマンは色と品種の組み合わせで結構な種類がありますので、
ピーマンだけで100種類や200種類じゃ収まらないですね。


その現状を打破する為に生鮮JANコードという考え方があります。
そのブランドや栽培方法が極端に変わらない限り、
どこから入荷しても、ある小売店の店頭では"150g詰めピーマン"の値段は単一です。
ですので規格が一緒の生鮮品のJANコードを1つにまとめましょう、ということです。
なのでこの生鮮JANコードを使えば、JANコードの登録回数も減り便利ですね。


この生鮮JANコードの採用によって、我々消費者が得れるものもあります。
小売店は、このやっかいな産地、出荷者別のJANコードの上から
店独自のコード「インストアコード」というシールを張っているのを見た事が無いでしょうか。
これは1枚1円以上、張る人のコストも無視出来ません。

この2つのコストが軽減される事は、価格の低下やサービス品質の向上に小売店は向けますでしょうし、
我々がその分のリターンを享受出来る事が期待出来ますね。

ではでは