空飛ぶITコンサルタント(中小企業診断士ヨシダ)

2018年中小企業診断士登録予定のヨシダが、SEOとEC導入支援の現場についてお伝えします。

コンテキサー(Contexer)で開く小規模事業者の効率化(後編)

ヨシダです。
今日はコンテキサー(Contexer)の後編。
中小企業診断協会東京支部の論文を参考にしながら、具体的なコンテキサー活用の事例を掘下げます。
 

1.論文は中小企業白書に掲載されるモデル事例

平成30年度中小企業白書を見ていた所、最初に出てきた事例が小規模製造業の生産性改善の内容。それがコンテキサーを使った生産性改善の事例。関東圏のプラスチック製造業。

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2.事例企業の課題

社長の悩み「閉塞感から脱却したい
リーマンショックの影響を引きずり債務超過体質
・債務解消したいが、利益が少なく難しい。
 

3.中小企業診断士が考える改善シナリオ

1.ITで実績情報を取得蓄積し、予実差異を測定、標準時間を設定する。
 
2.熟練工の模範操作を動画撮影、蓄積。未成熟工が視聴し作業改善を定着する。
 
3.未成熟工が成長、生産性向上すると、生産性の柔軟性が増す。
 
4.生産性に柔軟性が増すことで稼働率が高まり、小ロット・短納期生産ができ、価格対応力が高まる。
 
5.収益性指数が改善する。
 

4.コンテキサーという高速生産ツールを活用

概要は昨日のブログに任せます。今日は値段の件。
確認してみると...PC1台使用だと年間6,000円という激安。もう少し制約条件を調べてみる必要がありますが、Excel管理の限界を感じている小規模企業等には、使い方次第で向く気がします。連携などの仕組みは必要ですが、それはITに強い診断士に相談してみてはいかがでしょうか(例えば私)
 

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5.KPIは稼働率。「自律改善プロセス」を回す事で利益改善を目指す。

改善シナリオを回す上でスタートとなる「稼働率測定」は従業員の負担が大きくなるので、負担が少ない計測方法の立案が課題となった。
結果、小規模事業者持続化補助金ものづくり補助金を得て、IoTを活用することで改革を加速させる施策を取った。

6.IoTを活用した自律改善プロセス

IVIのキットで現状調査。具体的には格安基盤ラズベリーパイICカードリーダーと電流センサーを付け、段取替え時間と射出成型機の稼働時間を把握するキッドを使ったようです。

7.結果、利益率は2ポイントも改善

生産性の指標である一人あたり利益は3.9倍と劇的に改善。
余力が生まれて新たな受注を獲得できる目処がたち、更に増収増益が加速するとの予測。課題だった債務超過も解消した。凄い改善度合。さすがモデル事例。

8.本事例から学ぶこと

1.知的資産経営とIT活用の親和性
少し抽象的な話題なので、しっくり来ていない部分はありますが、
つまり今までの会社が蓄えてきた組織の力社内外ネットワークの事を指すようです。
結構ボンヤリしていますが、活用できればそれに越したことはありませんね。

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2.中小企業診断士の生産性向上
これは耳が痛い話。泥臭く現場に張り付くのもよいけど、リモート監視も手段が整ってきたから、新しいことにアンテナ伸ばしてもっと工夫しましょうと論文筆者は言っています。おっしゃる通りです。
 
以上です。
 

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