空飛ぶITコンサルタント(中小企業診断士ヨシダ)

2018年中小企業診断士登録予定のヨシダが、SEOとEC導入支援の現場についてお伝えします。

Web 広告との違いから見るSEO対策の特徴|中小企業xSEO #3

ヨシダです。今日は「Web広告」SEO対策」の違いです。

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[前回までの記事]

消費者購入プロセスから見るSEO対策「AISAS」(中小企業診断士x中小企業xSEO #2)

中小企業にはSEO対策が必要です!(中小企業診断士x中小企業xSEO #1)


前回までの記事で、今のままでは自社のホームページ業績に寄与しない危機感は持っていただけたと考えます。

今回3回目は、検索結果が目立つ場所に表示される「Web広告」SEO対策」の違いから、中小企業におけるSEO対策の重要性を説明します。

[広告活動との違い]

[1.手法]

表1:SEO対策とWeb広告の手法の違い
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手法の違いは、検索エンジン役割の違いで区分けできます。
SEO対策」では、検索エンジン「仲卸」です。自社と最終消費者をつないでくれる役回りで、良い商品・良いサービス優先的に紹介、繋いでくれます。良い商品、良いサービスは仲卸の長年の目利き・勘であり、仲卸のベネフィットの源泉です。

一方「Web広告」では、検索エンジン「広告代理店」です。対価を払って目立つ所に自社の情報を掲示してくれます。キャッチーなキーワードや、トレンドキーワードの示唆も提供します。より目立つ所に表示するには、"カネ"、対価が必要です。

[2.効果]

図1:Googleで「ワイキキ ホテル」で検索した「広告表示」結果

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「Web広告」は、[広告]という文字がタイトルの直下に含まれているのが広告です。

入札価格が低いと、検索ページ下部に表示されたり、表示されなかったりします。

広告は自社の製品・サービスに適切な「キーワード」に適切な「入札価格」を設定することが必要です。

図2:Googleで「ワイキキ ホテル」で検索した「検索結果」

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SEO対策」で表示される結果は、1.広告枠⇒2.ローカルSEO枠⇒3.通常検索枠の順番です。以外と低いでしょうか。ではもう1例、「自動車修理 札幌市西区」で検索した結果を紹介します。

図3:「自動車修理 札幌市西区」で検索した結果

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広告が無くなりました。正確にいうと、この札幌市西区において、自動車修理を事業にしている業者が広告を出していないということになります。狙い目ですね。

[3.コスト]Googleの場合

「Web広告」:キーワード単価*クリック数
ワイキキのホテル事業者が日本人向けに広告を検討しているという前提で、広告がいくらで入札されているのか調べてみましょう。

adwords.google.com

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これを高いと感じるか否か、HISのハワイの平均ホテル単価を検索しました。

安い所だと2万円前後、トランプさんのホテルだと4.4万円から(2018年5月現在)。しかしクリック成約単価ですから、そこから自社のページで購入してくれる割合(CVR)を考慮すれば、高いですよね...

SEO対策」:Web開発・改修コスト
SEO対策は検索エンジンに費用が発生するわけではりませんが、自社の事業のターゲットを確認し、検索キーワード候補を置くところまでは同じです。
広告と明らかに異なるのは、この後に自社ホームページのコンテンツ再構成や、SNS・外部ポータルへの広報戦略を練り直す事が違いです。コストは自社の人材育成や、外部コンサルタントへの費用、となります。

[4.継続性]

「Web広告」継続的な広告コスト
広告は出し続ける事が検索結果の維持になります。一時的なキャンペーンで売上と知名度をあげようという施策は上手くいかないでしょう。理由はエビングハウス忘却曲線にあるように、人間は忘れっぽい生き物だからです。

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広告により、検索エンジンで目立つ為にはカネが必要です。中小企業の皆様には長期的に見て良い施策では無いことがおわかり頂けると想います。

SEO対策」:継続的に、顧客が求める有益なコンテンツを発信するコスト。
SEO対策は検索エンジン顧客が見つけやすい検索順位を保つ事が目的ですので、定期的な自社情報の発信、継続的なSNS発信、長期的な自社サイト改善計画の遂行が必要です。

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また、広告と違うのは、自社のホームページの価値を評価をするGoogleの仕組みは人間ではないので、忘れっぽくありません。一度「これは良いサイト!」Googleの仕組みに理解してもらえれば更に来客数が増え、更にGoogleの評価が上がる良い循環のスパイラルに入ります。

[総論]

「Web広告」SEO対策」は、検索エンジンの目立つ場所に自社の情報を見せる、という目的では一致しています。

・但し中小企業にとって問題なのは[コスト]です。「Web広告」は広告を出し続けないと検索エンジンからの継続的な来訪者確保が出来ません。故にランニングコストが問題で、高額な広告費を捻出し続けれる大企業が有利な舞台です。

・一方SEO対策」はWeb開発時にルールを策定すれば、あとは御社が顧客に提供できるベネフィットを定期的には発信し続ければよいのです。故にイニシャルコストが課題です。こちらもノウハウを持つ大企業が有利な舞台。

・では中小企業は大企業に「Web広告」でも「SEO対策」の舞台でも負けっぱなし、検索結果は下位のまま...にはGoogleはさせないようです。Googleは企業の規模より、顧客が求める情報を提示する方針だからです。答えは「ローカル検索」。詳しくは次回!

 

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