トイレットペーパー買い占めは「まず考え、次に感じ、その後に行動する」修練が足りない者の所業
1.デマと知りながら買う国民は未熟者
デマを拡散させる脊髄反射さんを愚かと罵りつつ、「念の為」と買う方も立派な愚か者の仲間入りです。ちなみに私は買いませんでした。トイレットペーパーを買うために並ぶ人々を見て「あんたら1日に何ロールトイレットペーパー使ってんの?」とつぶやきながらビールを購入して帰宅しました。
2.考察
日頃から有事の際に準備していないから。これに尽きます。
9年前に大きな地震があった事を能天気な国民は忘れているようです。あの時何が起きたか?日本国民は基本楽天的で反射的であることが良くわかります。我が家は年始の買い物で、常備するべきものを当たり前のように常備することにしています。
そして精神面も未熟ですねー。渡辺和子シスターの本から2つ引用させれて頂きます。
2-1.羽仁もと子さんの書物
1933年の関東大震災の折に、自由学園創始者の羽仁もと子さんがお書きになったものを読み、感銘を受けました。2人の娘さんがお米や必需品を買っておきましょうと言ったのに対して羽仁さんは「いいえ、その必要はありません。家にあるものを使いましょう。他の家族がお米が無いのに、我が家がご飯を食べているとしたら、それは不名誉なことです」
羽仁さんは日本女性初のジャーナリスト、家計簿を考案した方としても有名です。
2-2.アメリカの無名のホームレスのひとこと
数年前NHKがスペシャル番組として1人のアメリカ人の少年について放送しました。
崩壊家庭に生まれ育ち、友人といえばワルばかり。かくして自らも非行に走り刑に服している15歳の少年の話でした。
彼は刑期を終えたら今度こそはまともな生活を送りたいと考えているのですが、その方法が分からない。そんなある日1人のホームレスが彼の働いている作業場に来て話しかけます。
「お前は何かにぶつかった時、反射的に行動し、それから感じ、それから考えるという順序で生きてきたのか。それとも逆の順序だったのかい」
言われたとおりの順序だったと答える少年に、ホームレスが言いました
「だからお前は今ここにいるのさ、これからは逆の順序でやってみな」
「まず考え、次に感じ、その後に行動する」。自分自身と対話しなさいと渡辺シスターは語りかけてくるようです。
トイレットペーパー買いに走った皆さま、そんな暇あったら少しでも自己研鑽、修練に時間を使ってみてはいかがでしょうか。
以上。