流通テクノロジー2018年3月号「リアル店舗の逆襲」を読んで
ヨシダです。今日はダイアモンドチェーンストア2018年3月号の付録
「リアル店舗の逆襲」を読んだ感想です。
(レッサーパンダかわいいですね)
1.飲食店のテーブルで、注文と会計を0分に
ショッピングモールのフードコートで食事すると、番号札のついたビーコンを渡される事がありませんか?もうスマホでやってしまいましょう、という記事。
ついでに注文と決済機能も追加したので、飲食店のスタッフは調理に専念できますよーというオチ。
2.小売業アンケート調査
現在の自社における情報システムの課題は何か?
1位:コスト削減
2位:情報システム部門スタッフの育成
3位:ITの社内の定着
これは興味的ですね。アンケート回答企業はイオン、和泉、マックスバリュー等大企業です。一方中小企業白書2016にある「 IT 投資実施企業の今後 IT 投資を行う上での課題」の上位3位は以下の通り
IT 投資実施企業の今後 IT 投資を行う上での課題は?
1位:情報セキュリティリスクの対策
2位:社内のIT活用能力が不足している
3位:IT人材が不足している
2位と3位は、大企業、中小企業を問わず似たような内容です。IT人材育成と社内定着は共通の課題です。特徴は1位です。
大企業 :コスト削減!
中小企業:セキュリティ!
3.amazonとアリババがリアル店舗に進出
アリババは「新小売」を標語に展開。ビンゴボックスという無人コンビニを展開。
透明なスーパーハウスのようなイメージ。OPENまで短そうなイメージです。
アマゾンは「Amazon GO」。
日本は...自動機コンビニですね。アリババとAmazonはリアル店舗を縮小して、AI活用することに対して、日本は独自路線。面白いといえば面白いし、ヘンといえばヘン。雑誌には明示的には書いていませんが、周回遅れ感が漂います。昔からありますよね。
4.国内デジタル活用最前線「ZOZO SUIT」
ZOZO SUITが掲載されていました。15000箇所の採寸を一瞬で取得してしまう驚異のイノベーションで、私も12月に注文したのですが遅配しています。
理由はあまりにも話題になり過ぎた為でしょう。この手の最先端アイテムはイノベーターにまず受け入れられ、段階を踏んで普及していく、のがイノベーター理論です。
どうやらZOZO SUITはあまりにも革新的過ぎて、この理論を突き破って様々な層への訴求をしてしまったのではないでしょうか。
以上です。雑誌の付録でしたが、中々に興味深い内容でした。