日産リーフの遠出は計画的に「モースト戦記」
ポイント
1.LEAFはタウンユース。遠出は注意。
2.高速道路で追い越すのは危険
3.エアコンなんぞもっての外
4.エンストならぬモースト(モーターストップ)の恐怖との戦い
5.車内はバッテリーの話ばかり
6..遂にEmpty!!...しかし!
1.LEAFはタウンユース。遠出は注意。
今回使った日産リーフ。この写真の時点で後続可能距離16km...
ここは北海道の一部で有名な「東千歳バーベキュー」(食べログで星3.5超)。
ここから最も近い給電ステーションまで21km。足りないじゃん
我々一行は絶望の中、美味しい鶏肉を食したのです。何故こんな目に...
2.高速道路で追い越すのは危険
日産リーフの航続距離はJ08モードで228km。
レンタカーを借りた時に出ている航続距離は143km。
これだけあれば、今回の旅は1回の給電があれば余裕と踏んでいました。
行程
イ.レンタカー屋から北海道トヨタ苫小牧工場まで73km(残70km)
ロ.北海道トヨタ苫小牧工場から東千歳バーベキューまで39km(残31km)
ハ.東千歳バーベキューから日産南千歳点まで21km(残10km)
合計133km
しかし、北海道トヨタ苫小牧工場到着時に残60km。Way?
どうやら高速道路で追い越し、モーター車ならではの
加速を楽しんでいた事が仇となった様子。
まさかトヨタ工場で日産車の充電を頼む訳にもいかず。
ギリギリの残電力で、昼ごはんの場所に向かう我々。
3.エアコンなんぞもっての外
日産LEAFのページ
一充電走行距離は定められた試験条件での値です。お客さまの使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)、整備状況(タイヤの空気圧等)に応じて値は異なります。電気自動車は、走り方や使い方、使用環境等によって航続可能距離が大きく異なります。
特にエアコンの電力消費は激しいようです。
レンタカー屋からも「エアコンはつけないほうが良いです」とアドバイス。
道中、エアコンをつけず、窓を開けて走っていました。
4.エンストならぬモーストの恐怖との戦い
LEAFは航続距離残20kmを切ると警告が出ます。
そしてカーナビに「近くの給電ステーションを探す」メニューが出ます。便利。
しかし「東千歳バーベキュー」は勇払原野の奥の方。人里離れ。
「残16kmしかないですけど、近くの給電ステーションまで21kmです。負けです」
とカーナビに言われているようです。
それでもLEAFの安全設計に臨みを託して、いざ発進。
5.車内はバッテリーの話ばかり
美味しかった肉に失礼ですが、車内は航続距離残の話ばっかりです。
またこういう時に限って山坂が激しく、航続距離残は見る見る減っていきます。
「これもう罰ゲームだよね」やさぐれる車内。
坂を登りきって下坂、LEAFの巻き返し(回生充電)が始まります。
「1km航続距離が伸びました!がんばれ!」熱を帯びる車内。
こんな時に限って道を間違えます。
「このロスが致命傷になるのかな(怒)」険悪な雰囲気になる車内。
航続距離残10kmに到達、絶対絶命。
「これモーストになったら給電車来るのかな?」新語を作る車内。
6..遂にEmpty!!...しかし!
給電ステーションである日産南千歳店まで、道のり4.5kmの時点で航続距離残9km。
「これは勝ちですね」と一転ダブルスコアに嬉々とする車内。
しかし!突然車内に「ピー」っと警告音が...
航続距離残が「---」っておい?慌ただしくパニックになる車内!
しかしLEAFは何事もなく市街地を走行。無事給電ステーションに到着。奇跡!
日産の対応して頂いた方曰く「これは危なかったですね」...やっぱり?
日産ディーラーにある給電ステーションは、LEAFならば30分で80%の充電が可能。
しかも現時点ではLEAFの充電は無料です。これはお得。
まとめ
・LEAFは、現時点では遠出に不向きなので、ガソリン車。
・タウンユースならば静かかつトルクが太く便利なので活用。
・給電計画は余裕を持って、車内が給電の話ばかりになります。
・郊外の道をチンタラ走るLEAFを見たら、「頑張ってるな!」と励ましてください。