a big fish in a small pond

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記念碑探索

北海道神宮の第二鳥居をくぐって左手にある梅林の中にに1つの碑「梅林碑」。
この前を何回も通っているが、特に気になるものでもない、ただの石碑。今日も初めは「エゾリス居ないかな〜」みたいな気持ちで梅林をウロウロ。
しかし今日はちょっと気分が変わり、「碑が立つということは何らかの記念とか、節目などでなければ建てれない。ましてや神宮の敷地内に。」などと神妙になってしまった私は、折角なので、何の記念碑なのかを調べてみようと碑を注意深く窺ってみる事に。
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しかし分からない。
しかしオモテ面に書いてある縦文字の梅林碑は読めるが、横文字の4文字が篆書体で読めない。
ウラ面には「甲寅會」。会が會になっているから古いなこの碑は、位にしか感じれない。ダメだこりゃ。帰宅。

帰宅してgoogle先生に教えを乞う。
北海道神宮のWebページは碑1つ1つまでの説明は無い。仕方が無い、境内は広いからね。
北海道神宮 梅林」で検索するも、めぼしい情報はなし。先生もここでは力を発揮できず。これも仕方ない。
ネット上で誰も興味を示したことのないものであれば、検索できない。

...ならば郷土資料がたくさんある中央図書館に行くしかない。

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あった、「建立88周年記念 北海道神宮境内 梅林碑&甲寅會(大正年代研究会)」。
ただこれファイルだ。本ではないが、編者は「50年ほど前から円山の花見の折に、幾度と無く梅林碑を眺めて何か深い印象を受けていたが、幸いにも僅かながら、これに関した資料が集まったので、(甲寅會)建立88周年を記念し全くの手作りでお恥ずかしいが記念誌を関係の方々に見ていただくことにした」と記している。いやはや立派。

資料を見ると、北海道庁拓殖課技術員の研修を目的とした会「甲寅會」が、大正天皇の即位礼を記念として、梅林植樹を記念しての碑であった事が判明。なるほど。オモテ面の横文字は「大典記念」と書かれているらしく、大正天皇即位礼のことらしい。

資料には梅林植樹祝賀会の写真が数枚掲載されていて、「ルービロポッサ」と書いた屋台の前でシルクハットに燕尾服の紳士の方々が笑顔でビールを嗜んでいる写真など、興味をそそられる写真を数々。これはいい資料。

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石碑の横に刻まれている小池國信という方は甲寅會の会長のようで、長野県諏訪に生まれて18歳の時、教員の職を辞して北海道に渡り、定年まで持ち前の製図の技術を生かして拓殖関連の仕事に取り組んだ方のようです。北海道庁勤続30年第一号の方でもあるとのこと。

石碑の由来を調べるのも、いいものですね。