空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

不毛地帯を読む

今、山崎豊子女史の「不毛地帯」を読んでいます。昭和50年代の作品だそうですが、
1巻まるごとシベリア抑留の描写に終始したかと思えば、2巻からは商社マンとして、権謀術数渦巻く世界へと抵抗を感じながらも身を投じる主人公が描かれ、今は3巻目を読んでいる途中です。


戦後から昭和中期の商社の様子が描かれていて、いかにして他社に抜きん出て、確かな情報をつかむかが優越を決定づけるかが描写されています。情報の入手手段が限られている時代は、情報網がモノを言う時代です。


私の立場は商社マンでも何でもないですから、逆にゴミだらけの情報網から、いかにしてゴミ情報の中から珠色の情報をもってくるか、ですね。サーベイ表現すればば今昔変りないですが、性質が全然違いますね。


参考になったのは、目的を果たすための根回し、手の打ち方が事細やかに描写されていて、ふむなるほどと唸る箇所が数々。結局は何事も人と人とのつながり、コネクションですよね世の中。


今年は人脈を伸ばしてくべく邁進していきます。