情報処理技術者資格は診断士試験
ヨシダです。
1.経営情報が免除になる
応用情報処理技術者以上を持っていると、経営情報が免除になるのは周知の事。
私は「免除出来るなら絶対に免除すべき」と2つの理由から考える。1つ目は勉強時間の確保である。勉強時間の1/7が無くなり、他の苦手科目の克服に用いる事が出来る。
2つ目は、暗記三兄弟の一角である経営情報は、二次試験に役に立たない為。やる意味無し。
情報処理を持っている受験生がやってはいけないのが、「得点源に!」と欲を出す事。経営情報は難易度の乱高下が激しい。私は基本、応用、アーキ、プロマネ、ストラテとマネージメントラインを制覇しているものの、平成28年の経営情報は40点そこらしか取れなかった。費用対効果面でお薦めできない。
2.試験慣れが「独学」の道を拓く
私のように情報処理技術者試験を複数所持している方は、独自の勉強の習慣や、どうすれば受かるのかPDCAを回す能力が備わっている。
診断士合格者の中には「保有資格:普通運転免許」という豪の者もいらっしゃるが、少なくとも高度を持っている情報処理資格保有者なら、schoolに通わずとも、診断士合格にいつかはたどり着ける実力はあると考える。ポイントはロールモデルを見つけて改良に改良を重ねる事。
3.試験会場で精神的な優位性を保てる
これも2と類似しているが、無資格者と高度資格保持者は、試験会場でのマインドセットが異なると考える。試験慣れしている高度資格保持者は、試験でのルーティンをある程度確立している。試験と試験の合間休憩の過ごし方も経験して知っている。
無資格者はWebを見て学んでいくのだが、経験という優位性が霞む事は無い。
私の場合も優位性を活かし、「この人受かりそうだなー」みないた事を考える余裕があった。そこまで到達すると受かるという事。
診断士試験勉強でハマった時には「要素分解」
ヨシダです。
今日は、中小企業診断士の勉強における「要素分解」の話について
(ジンギスカン食べたくなってきました。北海道観光のお供にどうぞ。)
1.要素分解の傾向
要素分解をgoogleした所、上位5位に上がってきたフレーズは以下の通り
・営業マンに求められる!
・コンサル!
・売り上げUP
・課題を特定!
・PMP
つまり要素分解=問題解決という等式がお分りいただいたでしょうか。
2.中小企業診断士試験は「要素分解」が試される試験
特に2次試験は、皆さんご存知の通り、事例企業の問題を捉え施策を述べる試験。
与件文と問題文を分解して組み合わせ、問題と施策を筋立てるのが2次試験と私は考えています。これには異論ないと考えます。
一方1次試験も、実は問題解決力が試されています。
「あれ?知識の応用が1次試験ちがうべか?」
いやいや皆さん、要素分解を疎かにすると落ちますよ。
1次で「要素分解」が重要なのは、己自身の勉強と理解に深い関係があるからです。
3.試験勉強中、何が分からないのか明確にするのが「要素分解」
例えば、経済学の平成22年16問、有名なレモン市場の問題を間違えたとします。
間違えた受験生は、「レモン市場が分かんないから間違えた」とは分析しません。「ワルラス・マーシャル曲線が分からないから間違えた」と分析します。それが要素分解の第一歩です。ただし、落ちる方はその時点で模範解答を見るでしょう。
私であればこの後3つの観点で分析をかけます。
・[知識確認]「ワルラス・マーシャル曲線」の何がわ分からなかったのか、「ワルラス・マーシャル曲線」が分からないのか「ワルラス・マーシャル的に不安定」が分からないのか分析。
・[応用確認]「ワルラス・マーシャル曲線」が分からなかったのか、少し捻られた1次の出題傾向が分からなかったのか。
・[視点変更]「ワルラス・マーシャル曲線」が分からないのか「ミクロ経済学」そのものが怪しいのか分析。
4.結論
「誤答して 解答を見て 頷いて 分かったフリは 一発退場」
なぜなぜ分析という問題解決手法の本を読みましたが、目に見える事象をロジックツリーと要素分解で、見落としがちな真の問題を浮かび上がらせる、よい手法だな、と感じています。
受験生が一番やってはいけない「分かったフリ」を防止する為、「要素分解」をおお奨めします。
問題解決力がみるみる身につく 実践 なぜなぜ分析 (日経ビジネス人文庫)
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診断士合格者が考える LINE@のビジネス活用
1.本記事の注意点
2.LINEの法人契約は4種類
3.注目すべきはLINE@ プロ(API)
4.情報が足りない...
5.最後に
先週読んだ3冊(3/100)
- 1.小さな会社の稼ぐ技術(著者:栢野 克己)
- 2.1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書(著者:山崎 拓巳)
- 3.ホントの!アンケート調査-お客様のホンネを見抜く(著者:浅野 紀夫)
ヨシダです。先日スキーに行っていきました。
今日は本の話。
(石川五右衛門が見たら何両の価値なんでしょう?気になります)
1.小さな会社の稼ぐ技術(著者:栢野 克己)
[選択理由]:「知識欲求による選択」
2.1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書(著者:山崎 拓巳)
1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書
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[選択理由]:「ジャケ買い」
3.ホントの!アンケート調査-お客様のホンネを見抜く(著者:浅野 紀夫)
[選択理由]:「知識欲求による選択」
中小企業のCRM導入に関する一考察
ヨシダです。
今週のお題「体調管理」
ずばり、鼻うがいです。ウイルスを鼻と喉から除去できますから。
毎日朝晩やっています。
(昨秋、二次試験追い込みを掛けていた時の図書館からの風景。この時は色が薄くみえた...)
今日は中小のCRM導入に対して一考察。
1.CRMに関する中小企業の課題は「分析」「連携」
(なんで年商500億以下で中小企業なんだとぼやく次第...中小企業法は知られていない?)
「分析」「連携」が上位3位を占めている事実があります。
「分析」の問題は2種類「Output」と「Analysis」
・「Output」
システムが蓄積するビッグデータがOutput出来ない or コストがかかる事です。
せっかく導入したECやCRMが蓄積した購買データや会員データを、該当企業の求める型で出力出来ない事を指します。
この場合は「軽症」と言えるでしょう。求める型があり、その型通りに出力出来れば分析可能であると言えます。つまりそれなりの「要件定義」が出来ている場合です。
・「Analysis」
出力されたビッグデータを分析できる人材が居ない。表現出来ない事です。
そもそも何を分析してよいか、自社の業務活動から生まれる情報活用のイメージが湧かない場合や、イメージはあり、業務活動に活かしているが、それが社長の"カンピュータ"に留まり、他の社員が分からない場合です。
この場合は「重症」です。まずは該当の企業の経営方針から理解した後に、要件分析から紐解きながら伴走型でシステム改善しなければなりません。
「連携」の課題はCRM導入時の「Overall Optimization」ミス
・「Overall Optimization」
社内システムとの全体最適化ミスです。
これは社内のシステム化担当者の責任もありますが、導入側のIT企業の「導入してしまえば勝ち!」のような短絡的商魂も問題と考えます。短絡的商魂は非常に問題で、LTV(LifeTimeValue)の最大化を狙って伴走していくべきですよね。
この場合も「重症」です。問題に気づくのは、既にシステム投資し資金を消費した後です。首が回らない状態で問題に対峙するのは精神的負担がかかるものです。
2.対策は「ドキュメント化」「適切な社内外の人材」
・「ドキュメント化」
システムを導入する際に問題になるのが、その該当企業が導入運用しているシステムの全体像です、大抵ドキュメント化されておらず、企業IT担当者はよくわかっておらず、導入IT企業側は結果知らないままシステム導入を進めます。
1枚、システムの全体像をまとめたドキュメントがあれば、それを無視する事は出来ません。
・「適切な社内外の人材」
勿論社内にITを統括できるCIO適任者がいれば良いですが、無いものは仕方ありません。外部に頼るのも手です。
中小企業であれば、ミラサポが使えます。
その他、専門家派遣を派遣する施策が、中小企業庁の施策にあります。
中小企業庁:『社内のIT化・IT人材の育成を支援してほしい』
以上です。