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国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、運転練習せよ国民!

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https://news.nicovideo.jp/watch/nw3033665


交通事故にて犠牲になられた方、そのご遺族の方には哀悼の意を表します。悲惨な事故を無くし、悲しい思いをする方が無くなる社会で在って欲しいです。

但し、この交通事故をめぐる世論や風潮は少し本質を見誤っていると考えらます。交通事故が少ない社会を手に入れるには、「運転者の運転技術・マナー向上」が欠かせません。まずは2つの誤解を解きましょう。

 

誤解1:高齢者の事故が増加している。

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警察庁交通局 平成29年中の交通事故の発生状況

警察庁交通局が発表する「交通事故の発生状況」を見れば一目瞭然。日本で最も多くの交通事故を起こしているのは16歳から19歳の層です。もし世の中から悲惨な交通事故をなくしたいのであれば、まず打つべき手は10代20代の若者の運転技術、運転モラル向上の施策を打つべき、その後にグラフで3番目に事故を起こしている80代超高齢ドライバー対策です。優先順位を見誤ってはいけません。リソースは有限です。

 

誤解2:最近の車は運転しづらい。

びっくりしました。これほど白痴な質問も珍しい。発言した人は真に反省してもらいたい所です。

事故調査を見る限り、プリウスのハード、ソフト面に問題が在った報告はされておりません。事故の原因は運転者の技術未熟、もしくは心身に不調があり運転に不適切な状況を押して運転した運転モラルの低さです。

車は人命を預かる道具です。

人命に関わる道具の取扱方法もまともに習得せず過去の経験で「俺は正しい!新しいクルマが使いづらいからだ」と頑として譲らず「車が悪い」と叫ぶ運転者こそ、年齢関係なく免許返上を行うべきでなないでしょうか。糞食らえです。

多くの国民は、パソコンが出てくれば使い方を学び、ポケベルが出てくれば「ポケベル打ち」を血眼で習い、ガラケーが出ればメールを使いこなし、スマホが出ればetc...と「キャッチアップ」できる素養を持っています。

また天気や具合が悪ければ外出を見合わせる「自制」もできます。

なぜ自動車だと出来ないドライバーがいるのでしょうか?「キャッチアップ」と「自制」が出来なくなったら免許返納すべきです。人としても所々限界が来ているでしょうから。

結論:運転練習して運転モラルを向上維持すべし

一般的な社会人は、しばらく担当から外れた仕事に久々に戻ると「勘所」のノウハウが多少失われている事に気づくはずです。技術は勝手に低下します。いつまでも能力が維持できるのはゲームの中だけです。だから私達は仕事以外でも自己研鑽として日々勉強しています。必要だから勉強しています。

運転技術も自己研鑽する時代が来たのではないでしょうか。運転技術と運転マナーの両輪が噛み合って運転時の安全は保たれます。

私は思います。免許返納は年齢ではない。これだけ多様性の世の中で、年齢で線を引くのは愚策です。「運転技術」「運転マナー」が維持出来ない状況こそ、免許返納のラインです。

「我らは襟を正し、この戦局を打開しなければならぬ」ギレン・ザビ