空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

文章が下手であること

ヨシダです。
最近、「書く」で悩んで、本を読んだ話です。

[駄文を上筆]

中小企業診断士を目指す受験生向けに、受験生支援団体のブロガーに立候補しました。
独学生だった私は、受験生支援団体に頼っていなければ合格はなかったと考えています。少しでも後進のお役に立てればと思った次第。

「受験生に役立つ記事を!」と意気込んで書き始めたのですが、自己紹介文を書いたところ、見事な駄文記事を上筆してしまった訳です。
 
駄文上筆は、1.受験生支援団体の顔に泥を塗る行為であり、また、2.受験生のやる気を削ぐ結果にもつながる悪行。
 
このままだとヤバイな...と思い、文章力を鍛える本を10冊程片っ端から図書館で借りて読んでみました。
 

[駄文の理由:「何も考えず文章を書いていた」から]

本を読んで、「私は文章の基本を意識せずに、文章を書いてた」と気づきました。
私は大学生の頃、ホームページ用のサーバをレンタルして、HTMLを自分で操り"グルメホームページ"を立ち上げました。
他人に読んでもらう文章を書き始めたのはこの頃からですが、それは拙い文章を書いていました。
...それから早XX年経過し、中小企業診断士を合格した私は、やっぱり拙い文章を書く私がいる訳です。あれれ...あっという間に日本語ダメダメ大学生が、日本語ダメダメおじさんに加齢しただけ、というオチです。
 

[弱みを分析]

私の文の特徴は、ビジネス文章しか書けないことと、仮説しました。
結論先出し、理由は箇条書き。欧米型文章で、日本語独特のリズムが無い...
次に、仮説を立証するべく、借りてきた本を読みふけり検証しました。
一番参考にしたのは以下の本。
文章心得帖 (ちくま学芸文庫)

文章心得帖 (ちくま学芸文庫)

 

 書を参考にすると、ビジネス文章云々の前に、鶴見氏が文章に基本として上げている4点が全部ダメです

弱み1:文章が増長:いらないことを書いている。
弱み2:言い回しがくどい:明快ではない。
弱み3:下手に難しい言葉を使う:シンプルではない。
弱み4:下手に取り繕う:誠実さが無い。

 

[文章力の本あるある]

また駄文を上筆する勢いが止まらない私ではありますが、文章上達をうたう書籍も玉石混交だという事実も掴みました。
「この人下手くそやなー」「大人向けって書いているけど小学生向けかな?」のようなトンデモ本から、「テクニックばっかり載せても、読んでる人上達しないよね」のような各論重視本まで、結構な本が揃っている。各論重視本は一見よく見えるのですが、丁寧に読み込んでみても結果、なんにも残りません。
 
鶴見氏の言葉を借りれば、文章は「教えて身につくものじゃない」。これに尽きると。一人ひとり文章は異なるのだから、万人にマッチする書籍は難しい。だから結構な本が巷に溢れる。この理屈は分からなくもないわけです...
 
だからこそ、「私文章下手だな...」と思い立てば、各論に入る前に、つまり枝葉ではなく幹を鍛えるべきではないでしょうか。文を読む時も散漫にならず、良い表現があればメモに取り、書く時はせめて弱み4点を意識する。PDCAですね。
 

[今日の反省]

もっと早くやっておけば良かったです。
 
以上です。

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