空飛ぶITコンサルタント(中小企業診断士ヨシダ)

2018年中小企業診断士登録予定のヨシダが、SEOとEC導入支援の現場についてお伝えします。

事業承継のリアルと憂鬱と

ヨシダです。 

例えば今日の新聞にこのような記事が載っていた。
この新聞は診断士にとって、よく使う勉強ツールにもなっている。
俗にいう春秋要約という手法。現に春秋要約で文章力を鍛えて、合格された方も多々いらっしゃるのだから、人によっては効果のある手法。受験生の間では人気もある。
 
...私は採用しなかった。自分で要約したいネタを選べないのが一番の原因。だから私は白書の事例企業特集や、中小企業紹介本を要約する事で文章力を伸ばした。芸術やスポーツのネタを要約してもピンと来ないから。
 
もう少しお付き合い頂きたい。
よく診断士の勉強をすると「日経新聞が読めるようになる」と答えている方がいらっしゃる。私も1次試験の勉強をしている際は、その実感があった。これは事実。読めるようになった。そして私はこの新聞を否定していない。情報源として有難く活用させて頂いている。
 
故に、私は日経新聞が嫌いではない。
但し、この記事はどうか。
 
担当記者はどこを見て記事を書いているのか、と聞いてみたくなる記事だ。
理由としてこの記事は、商工会がアンケートをまとめた2次情報を載せた後、「継承はお早めに」と文を加えている為だ。余計な事をしている。
「私には他人事ですよ。明日は違う記事書いていますから」というメッセージが見え隠れする。これを見て、事業承継に悩む創業者と後継者が見たら、どう思うか。
「お早めにじゃねーよ!早くやろうとしても出来ないんだよ」
「創業者を納得させられないんだよ」
「何していいか分からなすぎるんだよ」
怒号と悲鳴が聞こえる。私は聞こえる。
 
この記事が致命的だと思うのは、そのアンケートの結果を淡々と解説している所。
事業を引き継いだ年齢が20歳代や40歳代以上で業績が伸びたと答えたのはいずれも45%前後だった。事業承継後の動きを見ると、新商品・サービスの開発に取り組んだのは30歳代が34%で最も高く、年齢が高くなるにつれて下がる傾向だった。異業種への参入は40歳代前半の9%が最も高い。
本当にだからどうしたと問い詰めたい。この文を見て、誰かが何か出来るのか、気付きを得れるのか、心の底から問い詰めたい。
 
もう一度言う。この記事は少なくとも誰を見て記事を書いているのか疑問である。
広告主か、違う。自社のデスクを見ているのか、情報源を見ているのか。
違うだろ。読者を見て仕事をするべきだ。
 
この紙面を作る企業のベネフィットは何か。