空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

卵は卵だと再認識する「実務補習」

お疲れ様です。ヨシダです
事務補習の1回目が完了しました。

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守秘義務があり、詳細が申し上げられないのですが

結果は、上手くいかなかった。0点で消化不良。

 
提案が拒絶されたが0点の原因。
戦いの姿勢を班員全員で一致団結できなかったのが、消化不良の原因。
 
一般的な実務補習は、役割分担をして、自分のパートについて深掘りし執筆。いずれかのパートが経営者に響いて「素晴らしい報告書ですね」と部分点を得て終わるのがパターンだと認識しているし、よく目にする。
 
私達の班も、当初は60点を狙う報告書を目指していた。
中小企業診断士の試験制度も然り、及第点を狙って合格するのがセオリーだと考えていたし、当然と捉えていた。
 
僕らは1つ誇るべきものがある。枝葉を無視して、チーム全員で幹のみを考えた事。耳に優しい言葉でお茶を濁すより、「その企業のためになる」と心から考え抜いた結果だから。セオリーは無視。枝葉に栄養を与えても、幹が耐えきれなければ、終わりだから。
 
本来は5日の期間の所7日集まり、昼夜問わず議論し、命を削り、妥協しない議論で結束を深め、結果「組織戦略」1本で提案に望んた事は後悔していない。100点を狙いに行き、0点でも良いとチームの総論をぶつけて、そして散った。それで良い。
 
反省すべきは戦いの姿勢を全員一致で示せなかった事。
1点集中の提案は、経営者の琴線を捉えたかに見え、あと少しと感じたその最中、経営者は心を閉ざし、岩天戸に引きこもった。
私達は動揺した。班の結束がバラけたのはこの時だった。

岩天戸をバールでこじ開けようとする人、岩天戸を踊りで開けようと試みる人、諦め見守る人、私のように引きこもりは無視して天戸の外にいる人に話す人、バラバラになった。

 
非常に後悔している。バールでも道具なんて何でもよくて、とにかく皆で我武者羅に岩天戸をこじ開けにいくべきだった。それで力足らず万策尽きても、その方が後悔しなかった。すごく悔しい。
チームとしての、人としての限界が見えた、そして経営者としての格や覚悟も同時に体感した。
 
本当に後悔している。人生初めて。
でも仕方ない。反省し活かすために前に進む。
 
このような貴重な経験をしたから言える事だが、事業承継絡みで、一般論や統計のみで結論を急ぐ薄い記事を見ると虫酸が走るようになった。後継者の人も同感だろう「そんな常識知ってる、知っていてどうしていいか分からないんだ!」と。この仮説には自信がある。
 
成長の証。でも次がある。
 
最後に指導員、副指導員には感謝して止まない。勝ち目が薄い戦いに挑む班員を否定せず、深掘りのプロセスを示し、4日目の15時を過ぎても報告書を1文字も書いていないメンバーを支えて下さった。ありがとうございます。

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