空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

先週読んだ3冊(3/100)

 

ヨシダです。先日スキーに行っていきました。

今日は本の話。

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(石川五右衛門が見たら何両の価値なんでしょう?気になります)

 

1.小さな会社の稼ぐ技術(著者:栢野 克己)

小さな会社の稼ぐ技術

小さな会社の稼ぐ技術

 

 [選択理由]:「知識欲求による選択」

・弱者の戦略として高名な「ランチェスター戦略」を知りたい為。
 
 
[得た結論]
・「ランチェスター戦略」のモノマネでは、逆に選択と集中が、自らの商材や販路を狭めて首を締める結論になるので注意しましょう、とは書いていないが行間からそう読み取れたのはなぜか?
 
・故に「ランチェスター戦略」を持って競合を出し抜くには、分析に必要な数理モデルを理解する必要がある。また、分析材料となる社会現象を定量的に捉える統計学的センスが必要。
 
・また「知行合一」が出てきており、机上理論を知るだけではなく、すぐ実践しましょうね、と著者は行動を促している。その背景には、日本各地を講演で駆け回る著者の、聞いて満足、促しても動きが鈍い聴衆=経営者への不満が見え隠れする...経営者だけじゃなく、ビジネスパーソン全体に対してかな。
 
・本書の内容も知識より事例に重きを置いている、というか事例だらけ。
 

2.1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書(著者:山崎 拓巳)

・ジャケットインパクトで選択。
 
[得た結論]
・先日、小生の子供がスキーに行く際、子供のお気に入りの人形の手にメモ持たせていた。内容は「スキー楽しかった?」と子供自身に対するメッセージを書いていた。
本件は私の中では疑問だったが、この本で疑問が氷解した
 
・本書には、一人会議後のスケジュール管理の手法に"セルフマネジメント"が書かれている。子供は、楽しいスキー行事にしたいと思っている為に、楽しかったときにどう聞かれたいか考え、それを人形に託したのだと納得。
 
・この"自分だけのマネージャー"を持つ事は、様々な場面で応用できそうであって、
子供だけに限ったことではなく、自分を客観視する上でビジネスパーソンも活用できそうなマインドセットだと考える。
 

3.ホントの!アンケート調査-お客様のホンネを見抜く(著者:浅野 紀夫)

ホントの!アンケート調査―お客様のホンネを見抜く

ホントの!アンケート調査―お客様のホンネを見抜く

 

 [選択理由]:「知識欲求による選択」

・診断士として、近い将来、定量的調査を行う機会もあるかな、と考え、
 たまたま図書館にあった本書を選択。
 
[得た結論]
・正直本書は、アンケートに実績ある著者が、3章以降手加減無く読者にアタックしてくる。著者に統計学センスの無い私は、正直タジタジ。新書サイズなのに中身が詰まっている。
 
例えば「6段階評価」だと、やや良い評価が集まるが、「5段階評価」だと平均値に収まる、といった指摘は目に鱗であり、アンケートは時・場所・方法・聞き方次第で振れ幅が出る有機体だと著者は指摘している。
 
・故に、既に仮説がまとまっていて、その仮説を裏付けする定量的な証拠が必要な場合と、仮説がまだぼんやりしていて、方向性から定量的な分析に頼りたい場合では、アンケート項目の作り方はガラリと変わる、という指摘。ごもっともです。
 
 
以上です。

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