空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

資格をとった理由を分析してみる

システムアーキテクトを挑戦したのは、4年前、応用情報処理(旧一種)が受かった翌年から、受け続けていたものが、さっと合格した。ようやく受かったのではなく、今回、勉強法を変えたが為に受かったものだと確信している。

システムアーキテクトから、情報処理技術者試験:上位試験は午前1,2、午後1,2で構成され、午後2が論文試験となる。最低2600文字を必要とする試験であり、難関と言われている。

どうやって受かったか。過去と比べて、どのように勉強法を変えたか。
全然歯が立たなかった去年のシステムアーキテクト(以後「去年のアレ」)と、今年春のプロマネ(以後「今年の春」)を比較して、確認してみる。

結果
・去年のアレ:午前1:不合格
・今年の春:午前1:不合格
・今回:午前1:68% 午前2:68% 午後1:74% 午後2:ランクA

分析
・去年のアレ:教材だけ買って、そもそも勉強せず。
・今年の春:今回より勉強量は多いが、午前1で足切りに会い撃沈。
・今回:午前に軸足を置き、足切りを防ぐ対応を行った。

比較(去年のアレと今年の春)
計画的に勉強、初動を早くし、PMP合格後、試験80日前にはスケジュールを立て、動き出す。
・子供が生まれたので、集中できる勉強場所(近所のマクドや、図書館)を活用。
・試験のベースとなる知識は得ている(PMPを合格している為)ので、普段慣れていない、限られた時間で、一定数の文字数を書く訓練(午後2)に重きを置く。
・筆記用具にこだわる。速記用のプレスマン0.9mm。

結果、落第。PMPの対策から勉強癖がつき、それなりに自信を持ってやっても落ちた。80日前といえば、2ヶ月以上前から準備しても、落ちる。一定の勉強量はどうしても合格に必要となるが、それだけでは合格できない、厳しさを思い知り、また方向性を間違えれば、どんなに努力しても無駄だと実感した。

今年の春は、午後2の最後まで論文を書き切り、それなりに自信もあったのだが、なんと午前1で足切りの判定。確かに反省してみれば、午前1は運任せのところがあって、あと2問の正解が足りず落ちた。
これはいろいろ問題を産み、果たして論文の勉強が正しかったのか、自分の構成力が合格に足りるものなのか、それが足切りで採点すらしてもらえずPMPが分かれば、午前2と午後1は7割は超える(これは過去問をこなし分かっていた)自信があったのだから、尚更悔しかった。どうせ落ちるならば、午後2の論文で不合格にして欲しかった。

結局、足切りで会うなど下らないミスはしてはいけない、ということだが、午前1の問題で、どうしても私には鬼門の問題がある。それは、計算問題。

そのような分析をして、私の採用した今回の対策は以下の通り。

比較(今年の春と今回)
・午前1を鍛える為、資格対策業者のE-Learningに申し込み。
・午前2は過去問のみ。
・昼食を最低限に。
・午後1の対策は、過去問を満遍なく実施し、参考書で疑問点を潰す基本的な対策。
・午後2の対策を縮小。書く力より、構成力を鍛える。
・日々の勉強も実践仕様とする。

今回は昼食を控えた。以前には大盛りカツカレーを平らげ、睡魔と戦い午前2はスポイルして帰宅とかやらかした過去もあった。システムアーキテクトは、いろいろな方の合格体験記を参照するに、午前1が天王山のようなので、そこで眠くならないように、SOYJOYを3本、チョコレートを少し、後は甘いcoffeeで脳のガソリンを補充。これは良かった。

また、本番の雰囲気になれるために、本番に酷似した解答用紙をWebから拾ってきて、実戦経験を積む事を指す。ノートに書くのと、解答用紙に書くのは訳が違う。些細な事かもしれないが、試験会場で平常心を保つための対策であれば、やるべき、これが実践仕様。

前回ダメだった午前1は、合計30問の出題中、4問くらいは出てくる。その4問を対策するために、結構な時間とストレスを要求されるので、いっそここは全く対策なしとし(4つの選択肢であるため)、確率上1問は正解する。残りの26問、17問正解すれば合格ラインなので、計算問題以外の暗記問題を徹底的に仕込んだ。E-Learningはすごく効果的だった。

午前2は、高度を受けよう、と志す人であれば、そこまで神経を使わずとも合格ラインまで到達する。

午前1は、過去問の対策、特に、問題文のどこに解答に関するネタが仕込まれているか、その洞察する訓練を積んだ。勉強の復習で、解答に結びつく問題文をマークする。次第に「お、これは解答になりそう」というところが光ってみえる(笑)ようになってくる。そこまで行けば、あとは規定文字数にまとめるだけで解答になるパターンがある。

そんなこんなで合格しました。