空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

ナローバンドから覗く現在のWeb

現在、我が家はネット回線工事中であり、代替品としてモバイル回線端末が無償で提供されているが、この無償のモバイル回線端末、非常にナローである。

http://www.speedtest.jp/

試しに上記回線速度測定サイトで測った所、なんと60Kの脅威の鈍足結果。速度が「ホッピング級」とバカにされる始末。(尚、工事前の有線回線は3Mの「電車級」)

回線速度だけ20年前のダイアルアップ接続やISDN接続に逆戻りである。当時といえばyahooの背景がまだ灰色で画像なんぞタイトルのyahooの文字だけで、ホームページ版タウンページなる雑誌が存在しており、平気で日本語読みで「yahooはやっほーと読む場合もあります」などと書かれている時代である。非常にストレスに感じ、家に帰ってネットを見る際は、概ねスマホを使う始末である。

但し、逆に見れば20年前の回線環境で、現在のwebをサーフィン(!)できる貴重な体験に恵まれたとも言える。2つ、感じたことがある。

某国内大手ショッピングサイト:劣悪なギラギラしたバナー表示に回線を圧迫され、肝心の商品がなかなか表示されない。これはショッピングサイト側に全面的な責任があるわけではない、仮想店舗を作った出品者側に大いに問題があり、そのセンスを疑うところ大である。
実世界の店舗に、あんなギラギラネオン大爆発な看板を、店内の至る所にディスプレイしている店がどこにあるのか。ケバい仮想店舗の運営店長も、おそらく実店舗にそんな店作りはしないだろう、だったら仮想店舗でもやめてもらいたい。なぜならブロードバンドの皆様は目に五月蝿いだけだろうが、ナローな私はギラケババナーに埋もれて商品がなかなか見えてこないのである。途中で諦めて風呂に向かう私がいるではないか、販売機会損失である。

某国内メガバンク:設計思想にナローバンドが入っている?
こちらは意外と低ストレスで使えた。上記事例が最たる例であって、意外と大手と言われる企業のサイトしっかりとした設計思想に基づいてナローバンドにも優しく作られているのかもしれない。

昔やっほーと呼ばれていたポータル:いたるところにある広告が重く、不快
私の性格上の問題なのか、Webは目的とする情報に一直線に進むタイプなので、そのゴールに、欲した以外の情報があると不快に感じるタイプなのかもしれない。現実世界ではウインドウショッピングとか苦手なのである。やっほーと呼ばれていたポータルはいたるところにへんな婚活の情報、アイドル情報、保険の情報など、広告にあふれていて精神的にも回線速度的にも不快である。


結論:回線工事早く施工してください、お願いします大家さん。