35mmの練習
PENTAXが世界に先駆けてマルチコーティング技術を施したSMCシリーズが世に出たのは1971年。
今回使ったのはマルチコーティングが採用される前のSuper Takumarシリーズだから、最低でも40年以上前のレンズになる。入手は父からもらったモノで、Super Takumar 35mm f3.5シリーズとしては初期バージョン。ちなみに後期バージョンはレンズにトリウムが使用されているアトムレンズのようです。初期バージョンで良かった。
開放で撮るとボケはそこまで悪くないと思うが、色合いが年代を感じる。カメラ本体で彩度を結構上げているので、現代レンズで撮影すればどぎつい色が出るはずだが、この通りいぶし銀。
花をクローズアップする練習をしていた所、思ったほど寄れず、花弁だけを捉える構図に叶わない...ん?と後から調べてみると、このレンズは最短撮影距離が45cmと寄れないレンズであった...ありゃ。
ヤフオクでは2,000円から5,000円で取引されているレンズ。単層コーディングの「味」を楽しむレンズのようである。