a big fish in a small pond

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「この厄介な国、中国」を読む

それでも彼らと付き合うなら知っておきたい"中国の常識"
と表紙に刺激的な文句が並ぶこの本、伊藤洋一氏のポッドキャスト伊藤洋一のRound Up World Now!!」で紹介されており、早速読んでみる。

私の中の中国人像って、諸子百家に代表される優秀な古典群に代表される人格の高さがイメージとしてあるのだけども、まず筆者である岡田英弘氏は「漢文には文法がなく、一般的な中国人は漢文を読めない」と一蹴。
その他に氏が指摘するのは

一党独裁制なのに地方軍閥までシビリアン・コントロールが働かなく、中央政府の意図しない動きを軍部が取ることがある。
・それは軍部と中央政府、もしくはそれぞれ内部の権力争いであることが往々にしてある。お互い直接攻撃することはせず(復讐を恐れるため)、間接的に足を引っ張り合って(指桑罵槐)失脚を狙う事が日常茶飯事。
・ドアを通る際に次の人に対してドアを開けておく親切を、他国に行って初めて知る、身内や仲間ではない他人に好意を見せると逆に下心を疑われる社会状態。
・逆に仲間や身内に対しては、犯罪者ですら「仲間や身内の世界の外で起こした出来事など関係ない」という考え。コミュニティーに依存した社会で、その延長上に世界に散らばる「チャイナタウン」がある。
・最大のタブーはパルネラビリティ(傷つけられやすさ)を見せる事。つまり他人に弱みを見せること。理想の人間像は「誰に対しても毅然たる態度で緊張を崩さず維持できる人」
(これは多少異論有り)
・中国語で話す中国人は緊張を解かない。但し外国でその土地の言葉を話しだすと"人間らしさ"が出る。

最後の外国語を話すと人間らしさが出る、というのは分かる。東京で一緒に働いた中国人の一人の上海出身の張さんは
日本語が下手な日本人より上手、と表現してよいほど堪能。
1年位一緒に働いての印象は、物腰穏やか、表面上な物言いではなく、本音も結構交えて話す。日本の一流コンサルティングハウスに高額で雇われる位の方であるのを抜きにしても(私は協力会社の立場)、相応の人格者の印象だった。
あれ、話が逸れたっぽいのでこの辺で。