空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

水曜日は雑談 カゼインNa

最近猛烈に増えた、というわけでもないのですが、缶コーヒーの原材料に
カゼインNa」というものを良く見かけるようになりました。

私はそれはなんだか分からないのですね。
なので早速調べてみることにしました。

http://additiveinfo.blog109.fc2.com/blog-entry-12.html

カゼインはホット牛乳を作った時に表面に形成される薄い膜がカゼイン(タンパク)です。
カゼインNa(カゼインナトリウム)はこのカゼインをナトリウム塩にしたものです。

後半が良く分かりませんが、牛乳をレンジにかけたときに表面に張る膜ですな。

不溶性物質(水に溶けない物質)を混ぜ易くするため、つまり安定化させる為に添加される食品添加物です。

ふむ。昔の缶コーヒーは固まったミルクなどが浮いている事がありましたが、それがなくなるという事ですね。
なるほど...一応添加物なのでその安全性を調べてみました。

とあるサイトで安定剤としてカゼインNaは注意すべき?というような記述がありました。安定剤に注意、カゼインNa(ナトリウム)の経口投与の半数致死量IC50が400?500mg/kgとの危険性を勧告するような文章です。

カゼインNaは本当に危険なんでしょうか?私は専門科ではないので、あくまで個人的な見解ですが、400?500mg/kgというのは危険性があるように思えません。

エキサイトニュースに『水も砂糖もみんな毒? 身近な食品の致死量を調べる』というのがありました。財団法人日本中毒情報センター曰く、塩の致死量は30?300gらしいです。

これは体重何キロぐらいを換算しているのかは不明ですがおそらく標準の60kg換算して最少量の30gを致死量とすると塩の致死量は『塩30g÷60kg=0.5g/kg』となり結果、塩のIC(致死量濃度)は500mg/kgとなります。

つまり、カゼインNaの半数致死量と塩(Na)の致死量は同じという事になります。そして、その某サイトには5日連続で経口投与した場合に…という記述がありました。

体重60kgの人が5日連続でカゼインNaを30g以上摂取し続ける事は普通に考えても難しいのではないでしょうか?

まとめると、塩(塩化ナトリウム)人体への致死量とカゼインNaの半致死量(与えると母数の50%が残念な結果になる量のことです)が同じとの事で、単純に考えると、塩の方がよっぽど危ないという事です。元々が牛乳ですからね。
但し乳製品アレルギーのアレルゲンがこのカゼインNaのようなので、乳製品アレルギーの方は同様に注意が必要そうですね。

勉強になりました!ではでは。