空飛ぶITコンサルタント

中小企業診断士が「AI」「パン」「補助金」について語ります

「日本の食は安すぎる」山本謙治

ヨシダです。

最近読んで気になった本は


です。
農業ビジネスの世界では著名な方で、「農業ビジネスは投下したお金を回収するためには時間がかかります。数年で結果を出すのは難しい」と警笛をならす方ですね。


今回の著書で印象に残った点は
1.消費者が賢くものを選択する正しい知識を身につけなければならない。食品が製造される過程を押さえるべき。
2.食品の背景にある生産者の苦労を汲み取って、しっかりと適正価格を知るべき。苦情により小売値があがる事もふまえるべき。
3.安すぎるものには、安いだけの背景が潜んでいる。有り難がるのも安い理由を受け入れてから。
4.消費者が買う事で応援しなければならない。安いものを買い続ければ、生産者側の不正・違反はやまない。
5.メーカー側を一様に責められない。スタンスが「消費者がそれを求めているから」。重ねて消費者の知識向上が必要。



さらっと読めて、かつ考えさせてくれる本です。
もう少し突っ込んだ話を、次の本でしてくれるとまた面白そうですね。
では失礼します。